思い立ってお寿司
先日、お寿司を食べに行きました
実は
42歳の時にステージ4の咽頭がんの告知を受けたときも
「最後のごちそう」と思ってお寿司を食べました
食べた後は、15時間の手術に向けて体を整えるため
食べるものを玄米と野菜に限定して
徹底した食事療法をしようと決めていました
その後は、ピンポン玉くらいの玄米を
一日一つ、少しずつ口に入れて100回噛んで食べる毎日を送りました
また、主治医からは
「手術が成功しても嚥下機能は残らない」と
いわれていたので
人生最後のごちそうだと思って食べました
当時は、結婚して家を建て、子供も生まれて
将来のためにと贅沢を控えていたこともあって
一つ一つのネタを口に運んでは
「このネタを食べるのもこれが最後か・・」と
味わいながら食べたのを思い出します
その後、閾値を超えるような自助努力をしたことで
「引き寄せ」が起きたのか
奇跡的なことや不思議な偶然が折り重なり
嚥下機能も残り、命も助かりました
23年経って、
同じお店で、同じものを注文して
当時はおいしく食べれたお寿司が、
「ちょっと量が多いな・・」と、
老いを味わう幸せも叶いました
食べ終わった後、支えてくれたすべての人
ご先祖様、守護霊様、自分の人生に感謝して
10秒ほど手を合わせたら
カウンター越しに板前さんから
「おいしかったですか?」と声をかけられた
「いえーそういう意味では・・」とは言えず
「とてもおいしかったです❢」と笑顔の交換をしました
本当においしかったけどね
振り返ってみると、23年前のあの時期ほど、
人生に真正面から向き合ったことはありませんでした
人生に真正面から向き合ったときに湧き上がる喜怒哀楽は
自分を変える「力」になりました
お店の名前は「喜怒哀楽」
なるほど、23年経って神様のなぞかけが解けた感じ
神様、他にもなぞかけをかけておいて下さい
それを解くまでは生きれる気がするから